統合型リゾート · 2021年12月11日

カジノを含む複合型リゾートの魅力

世界中にカジノは設置されていて既に世界では珍しいものではありません。
単独で設置されるものではなく、複合型リゾートの一部として設置されるので、買い物や飲食ができる店舗やホテルなどの施設と一緒に設置されていて海外からの観光客を誘致に貢献します。
多くの観光客からのもたらされる利益やそれにともなって創出される雇用によって、地域に経済的な恩恵ももたらします。
複合型リゾートの誘致に関してカジノが取り上げられている事も多いですが、ホテルや飲食店や商業施設から映画館や劇場やスポーツ施設まで併設されるリゾートもあるので、家族でも単身でも楽しめる娯楽施設です。
日本国内の競馬や競輪や競艇といった公営ギャンブルが70%ほどなのに対して、還元率が95%ほどあるのでペイアウトの面で言うと顧客側に高い還元率で遊ばせるギャンブルと言えます。
ゲームの種類は様々ですがルーレットやブラックジャックやバカラなどが代表的なものです。
スロットマシーンのようなテーブルを使わないゲームもあって、非テーブルゲームだと機械相手になりますが、テーブルゲームだとディーラーがゲームを仕切る事になります。
VIPルームがある場合もあってゲーム自体を一般客とは別の部屋で行えて、宿泊するホテルの部屋も特別なフロアにある部屋に泊まる事ができます。
条件や受けられる待遇に関しては共通ではありませんが、主な条件としては一定の金額以上をゲームで賭けたり、デポジットといって保証金のようなものを預ける事などがあります。
現金を持って遊ぶこともできますが、防犯面や紛失のリスクを考えると事前にデポジットで遊ぶお金を用意しておくと特別な待遇も受けられるので、快適に楽しむことができます。
それ以外にも高額なプレイヤーを仲介するようなエージェントを介して、VIP待遇を受けるようなケースもあります。
カジノは防犯面もかなり厳重で防犯カメラだけでなく、顔認証機能を使用して入場者を管理するようなシステムもあります。
それに加えて警備も厳重なので内部の治安は守られているので、安心してゲームを楽しむことができます。
ギャンブルは適度に楽しむ分には娯楽として楽しいものですが、度が過ぎるとギャンブル依存症になるリスクがあります。
ギャンブル依存は経済的にも大きな被害が出る事も珍しくないので、一度なると本人にもその家族にも大きな影響を及ぼします。
これを顧客の個人の問題として運営側で対策をしないというスタンスではなく、運営側でできる限り対策をしている事も珍しくありません。
本人または家族からの申し出があった場合は出入り禁止にして、入場時の身元証明で入場をさせないようにしたり遊べる金額に規制をかけるなど可能な限りギャンブル依存の人やその可能性がある人の遊戯をやめさせる対策がされています。
国によって海外からの観光客を集客する為に誘致して、地元の人たちは入場できないようにしてあくまでも観光客用の娯楽施設として運営している国もあります。
複合型リゾートを誘致する事で得られる経済効果は日本のGDPの0.2%に匹敵するという試算もあって、一つの娯楽施設によって国家全体のGDPをこれだけ引き上げるとなると、経済効果としては大きなものです。
初期の建設による経済効果と運営で生産誘致効果が見込まれるのと、雇用創出による間接的な消費の押上が期待できます、複合型リゾートと言うとそこに入るサービス業事業者が利益を出せるようなイメージにもありますが、それ以外の業種への波及効果もあります。
毎年運営していく中でどれだけの観光客を獲得できるかによっても経済効果が違ってくるので、対外的なアピールや他の国の複合型リゾートにはないオリジナリティの高いコンテンツや他にあっても、他よりも高い質のコンテンツを用意するのも重要です。
建設時に経済効果だけでなく、長期的に経済的効果を得ようと思ったら長期目線での運営ビジョンを持つことが大切です。
さらに複合施設内だけでなく、周辺の観光地なども一体となってビジネスチャンスを開拓していく事が重要です。
娯楽施設の充実だけでなく海外や国内の遠方から観光客を集める事を考えると、魅力的な娯楽コンテンツがあっても交通が不便では集客に悪影響です、そのため鉄道や空港など交通インフラの整備を重要になってきます。
周辺の交通インフラの整備となると、民間の力も必要ですが行政側の協力も不可欠です。
巨大な複合型リゾートを上手く運営するには、官民が一体になって魅力あるリゾートを作り上げる事が大切です。
複合型リゾートは周辺の交通インフラの整備やリゾート以外の施設の誘致にも役立ちますし、経済効果も地域にもたらします。
その一方で周辺の治安悪化や開発による環境破壊など、周辺地域に与えるデメリットも全くないわけではありません。
だからこそ周辺の人達に理解してもらえる開発計画を立てて、実行していく事も重要です。