コラム · 2022年3月11日

オンラインカジノの古くからある定番タイプ

現代においてオンラインカジノは新しい可能性を秘めたアミューズメントとして、世界各国で注目を集めています。
その背景にあるのは地球規模で起こったパンデミックです。
これまでは店舗形式のカジノが主流でしたが、それらをこれまで通りには運営できない状況になっています。
感染予防の観点により、たいていの場合は集客を制限されているからです。
国や自治体からの指示なので、それを無視して営業すると罰金を科せられてしまいます。
それどころか営業停止の命令を受けて、収益がゼロになるとことも十分にありえます。
そのような状況において、運営会社は早急な対策を求められるようになりました。
店舗の経営以外で収入を得なければなりません。
とはいえ、カジノ以外の分野において強みを持っていることは少ないでしょう。
後から参入しても、ほとんどのシェアを獲得できないことは目に見えています。
そこで新たな手段としてよく選択するのがオンラインカジノというわけです。
オンラインというと難しく感じるかもしれませんが、インターネット経由で実施するカジノのすべてが該当します。
最も手早く移行できるのが、画面越しにディーラーと対決するタイプです。
分かりにくければテレビ会議をイメージしてください。
あのような形でディーラーと間接的に対面しながら楽しみます。
同時接続によって他の参加者と一緒にプレイできることも魅力となっています。
ただし、このタイプには課題も多くあるので、これから導入しようと考えているなら注意が必要です。
たとえば、ディーラーの手元が参加者からよく見えないこともその一つです。
したがって、何らかの不正があっても気付きにくい状況になっています。
もちろん運営側としてもそれは分かっており、不正をしないように徹底的に指導するでしょう。
しかし、それはあくまでも運営側の事情であり、参加者は疑心暗鬼になってしまう可能性があります。
言い換えると、潔白であることを何らかの方法で証明することが必須です。
いくつかの方法がありますが、最も有効なのは手元をズームで撮影するカメラを用意しておくことです。
参加者は自分の目で確かめられるので、不審な点があればその時点で指摘できます。
双方向の通信が基本であるため、一方的に見ているだけの状況にはなりません。
ディーラーが個人的に不正をしていることが疑われる場合は、運営側に直接通報すると良いでしょう。
そのための仕組みをあらかじめ設けているケースもよく見受けられます。
それ以外の課題として、通信不良のよるトラブルが挙げられます。
賭けた後に通信が途絶えた場合、その後に結果を知っても納得できません。
たいていの参加者はそうなので、これも何らかの方法でフォローすることが条件になります。
そうしないと、意図的に運営側が通信を遮断したと疑われることもありえます。
いくつかの対策がありますが、最も簡単なのは映像のバックアップを取っておくことです。
後から見返せるようにしておけば、たとえ通信が途絶えても結果までのプロセスを確認できます。
この仕組みは参加者だけでなく、運営側にとってもメリットが大きいです。
なぜなら、自分が負けそうになったら通信を遮断する参加者もいるからです。
通信を切り上げたうえで、自分は見ていないから負けを認めないと言い張ります。
しかし映像が録画されていれば、それを提示することで勝敗の明示が可能です。
もちろん、波風を立てないように、表向きは参加者への配慮ということにしておきます。
しかし、トラブルが実際に行ったときは自分たちを守る盾になってくれます。
上記のタイプは、オンラインカジノとしては古典的なものです。
現代のようにアプリを使用するタイプとは違い、あくまでも対人戦をメインとしています。
そのため、ハードルが高いと感じ、なかなか始められないという人も見受けらます。
運営としては、そういった初心者向けに対するフォローを十分に行うことが不可欠です。
たとえば、最初のうちは無料で遊べるような特典を用意すると良いでしょう。
お試し用のアカウントを発行し、プレイ中はディーラーが詳しく説明するようにします。
そこで楽しいと感じれば、会員登録をしてプレイヤーになってくれる可能性が高いです。
しかし、つまらないと感じると二度と遊ぼうとしないでしょう。
したがって、最初はゲームのハードルを下げて、できるだけ勝ちやすいようにする配慮なども必要です。
これは不正に勝たせるという意味ではありません。
慣れよりも確率の要素が強いタイトルを選ぶことが基本です。
スロットもそうですが、玄人との差がでにくいタイトルを集めましょう。
ただし、スロットをリモートで楽しむのは難しいため、実質的にはルーレットなどが選ばれやすいです。
最終的にアプリ型に移行する場合でも、そのための経験を積むという意味で、まずは上記のタイプを選択するという手もあります。
セキュリティの重要性をはじめとして、共通点がたくさんあるからです。